当事務所は松山市南銀天街商店街に位置しています。そこから近隣の銀天街商店街の裏通りに、昭和の香りがする路地があります。そこに50年以上も営業をしている老舗のうどん店が2店舗あります。
店名は一つは「ことり」、もう一つは「あさひ」と言います。どちらの店もメニューは「鍋焼きうどん」と「いなり寿司」しかありません。ざるうどんもかけうどんもおでんもありません。「鍋焼」と「いなり」だけです。真夏の暑い日もお客さんは大汗を垂らしながら鍋焼きうどんを食べます。ちなみに鍋焼きが500円で、いなりが一皿(2個入り)240円です。
すごいところは、2品だけで50年以上も営業していることです。経営者は50年間ひたすらお客に、鍋焼きうどんを提供し続けています。2店共に繁盛店です。昼の時間は店は満席です。るるぶに掲載されていますので、観光客がわざに鍋焼きうどんを食べに来店します。以前関西から友人が家族で訪松しました。その時に聞かれたことは「ことりはどこにあるん?」でした。
10時に開店し、2時か3時には売り切れで店を閉めます。メニューは2品、営業時間は4時間、まさに殿様商売です。なぜこの厳しい世の中、こんな手法がとれるのか、次回は私なりに気づいたことをお話したいと思います。
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