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続々と参入するLCCについて⑤

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続々と参入するLCC(ローコスト・キャリア=格安航空)について、最終回は「なぜ日本でLCCが参入できることになったのか」についてお話します。

現在欧米では、航空利用者の約3割がLCC利用者です。完全に根付いています。一方日本では、今年3月にピーチ・アビエーションが第1号として、今夏からジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンが参入と続々と産声を上げます。なぜLCC後発国の日本でこうして続々とLCC参入が可能になったのか・・・。その原因は発着枠の変化です。

2010年10月までは、物理的な制限として、羽田の発着枠は年間30.3万回、成田は同22万回に過ぎませんでした。そのため、形式的には乗り入れが自由でも、新規航空会社には乗り入れの余地がありませんでした。

しかし、昨年羽田空港が滑走路の供用を開始し、発着枠が30.3万回から37.1万回に増えました。一方、成田空港は近隣自治体を含む「成田空港に関する四者協議会」で現在の22万回の発着枠を30万回まで拡大するという合意がなされました。これらの増枠と共に、新興国の経済成長力を取り込みたいという国の成長戦略も手伝い、LCCに発着枠を与えてアジアから観光客を誘致しようという流れが生まれたわけです。

それに加えて成田空港の増枠に危機感を覚えた関西国際空港が、新規航空会社の誘致に活路を見出す策に出ました。このように日本におけるLCC参入は、競争が促したと言えそうです。

今後のLCC定着や新規参入には問題点もあります。日本の空港の着陸料が諸外国と比較して高いということです。原因は、着陸料が周辺対策交付金の財源になっていること、空港の高コスト体質などです。引き続き商魂たくましいLCC各社と渡り合っていくためには、着陸料の観点からも検討が必要ではないでしょうか。

以上5回に渡り、「続々と参入するLCCについて」をお話してきました。私個人は現時点ではまだ、レガシーキャリアを活用し、快適に空の旅を楽しみたいという気持ちです。しかしながら今後ますますLCCの存在価値が増していくことは間違いなさそうです。(全5回の記事は、週刊ダイヤモンド 7/7号 特集記事『エアライン LCCを使い倒せ』を参考に作成しました。)

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