LCC(ローコスト・キャリア=格安航空)に注目が集まっています。すでに欧米では飛行機利用の約3割がLCC利用者です。
今年3月に関西国際空港でピーチ・アビエーシヨンが産声を上げ、今夏成田空港でジェットスター・ジャパン、エアアジアジャパンが始動を開始し、日本でもLCC3社がしのぎを削ることになりました。
ピーチはANA(出資40%以下)が中国の投資会社と共同で立ち上げ、ジェットスター・ジャパンはオーストラリアに本社があり、JAL(出資33%)が連携し、エアアジア・ジャパンはマレーシアが本社でANA(出資67%)がグループ傘下に納めており、いずれのLCCもレガシーキャリア(ANA、JAL)が絡んでいます。
LCCは大手航空会社の3分の1という低価格で新たな顧客層を開拓しています。実際ピーチが就航しましたが、搭乗者の2割~4割程度は人生初フライトということです。座席が狭く窮屈なため、ターゲットを飛行時間4時間以内の観光地に絞り込み運行しています。4時間というと、成田であれば北京や台湾、関西国際空港であれば、マカオやマニラまで行くことができます。そこまで今までより破格な値段でいくことができるのであれば、試しに乗ってみようかという顧客層を見込んでいます。
ではなぜこんなに格安で飛行機を飛ばすことができるのか、そのビジネスモデルについて次回お話したいと思います。
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