起業時に知っておきたいこと、第2回目の今日は、損益分岐点についてお話してみたいと思います。
損益分岐点とは、採算のとれる売上高のことです。算出の手順は以下です。
①目標売上高を決める
事業するうえで年間最低いくらの利益が必要か決めます。個人事業主なら年間生活費+年間借入金元金の返済額です。
②必要な経費を見積る
人件費は、家賃は、支払利息は、水道光熱費は、減価償却費は、その他の経費は、それぞれ算出し合計します。
③経費を固定費と変動費に分解します。固定費は売上に関係なく必要なもの、変動費は原材料費など売上の変動に左右されるもの、です。
④必要売上高を算出する
(目標利益+固定費)/予想変動費率 予想変動費率とは、予想変動費/予想売上高のこと。業界平均などを参考にしてもよい。
例として目標利益600万円 固定費600万円 予想変動費率50%の場合 → (600+600)/0.5=2,400万円(損益分岐点売上高)=必要売上高は2,400万円
これがでると季節要因などを考慮しながら、月間の売上計画が立てられますよね。一度やってみてください。
次回は、「黒字なのに資金が回らない」についてお話します。
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