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「舟を編む」を読んで

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本屋大賞。全国の本屋さんの店員が、読者に是非読んでほしい本を投票で選ぶ年1回のイベントです。芥川賞とも直木賞とも違う一般人の面白いという感覚を大切にしています。その今年度の受賞作がこの本です。

今、書店に行けば一番目立つところに陳列されています。書店にいくたび気になっていました。もう一つ本屋大賞の2位作品として「ジェノサイド」という本が気になっていましたが、世間の動きをウォッチするというコンサルの使命感に背中を押され、1位作品を購入しました。

一言で言えば、「辞書が出来上がるまでの情熱物語」です。始めこの本を手に取ってなかなか購入する気になれなかったのは、テーマが「辞書制作」で地味に感じられたからです。主人公の「馬締(まじめ)」君が、周りの協力を得て10年以上もかけて辞書を制作していきます。その過程で「まじめ」君の辞書に対する情熱が、周りを巻き込んでいく状況を見ていると、仕事はこうありたいという理想を思い出すことができます。なぜ題名が「舟を編む」なのか、辞書とどう関係があるのか、最初の方で説明があります。

そして紆余曲折を経て辞書が完成したシーンは、感動的です。

辞書はこうして作られていくのかとよく分かります。辞書制作という地味でスポットが当たらない仕事を題材に本を書き、読者を引き込んでいく作者の力量は素晴らしいと感じました。読み終わった後、爽やかな気分になる本でした。

10年以上もかけて、粘り強く1つの商品を完成させていく。経営者にとっても参考になる本だと感じました。

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