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「破戒者(はかいしゃ)たち」 を読んで

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この本のジャンルは、経済小説です。作者は高杉良氏ですが、以前は高杉氏の本をたくさん読んでいました。金融腐敗列島シリーズなどがよく知られています。

なぜ読んでみようと思ったかというと、2009年に倒産した「日本振興銀行」をモデルにした小説だと聞いたからです。フィクションといいながも明らかに実話に基づいた話になっています。

日本振興銀行は、元日本銀行員で金融検査マニュアル作成を主導した「木村剛氏」が実質的な経営者として設立され、その後の運営も木村氏を中心に運営されました。日本発の「ペイオフ」が発動された銀行であもあります。なぜ金融行政の中心にいた人物が銀行を破綻に陥れたのか非常に興味を持ちました。

高杉氏の小説は、業界用語や専門用語が少なく、金融業界に身を置かない読者でも読みやすい構成になっています。登場人物間のしがらみや人間としての欲などにスポットを当てて書かれています。どろどろした人間関係がいつも印象に残ります。

主人公は、木村氏(作中では村木氏)なのか、その部下の大塚氏なのか分かりませんが、大塚氏のサラリーマンとしての心の葛藤がもどかしく、しかしながらよく分かる感じがしました。

銀行も一企業だと考えると、こうした人間の欲によって企業はおかしくなっていくのだなぁと思いながら読んでいました。そして調子のいい時は、人は集まってくるけれど、まずくなったらさっと引いていく様子も描かれています。

時間があれば一度手にしてみると、銀行業界のことが見えてくるかも知れませんね。読みやすい本でした。

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