先日、新聞を読んでいると、合同会社の設立が前年比3割増となっているという記事がでていました。
合同会社は、株主総会の開催の必要がなく、出資比率に比例しない利益配分が可能、決算公告の義務がない、などの特徴があり、結果的に株式会社よりも設立、維持コストが安いというメリットがあります。
私の周りでも、合同会社を設立したとか、設立を検討しているという声が聞こえるようになりました。
しかし気をつけなければならないことは、議決権が出資者(社員)全員にあるため、各々の方向性がぶれてしまうと何も進まないという事態が起こり得ることです。その点、株式会社は代表取締役(中小企業の場合ほとんどが代表取締役=大株主)がおり、リーダーシップという面では優れています。合同会社は、「協力者全員がフラットな関係で結びついている」というイメージです。
フラットに結びつくといえば、NPO法人が思い浮かびますが、原則NPO法人=非営利、合同会社=営利、という違いがあります。
いずれにしろ、今後も合同会社設立のニーズが高まっていくのではないでしょうか。
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