「個人事業主と法人どちらが融資を受けやすいのですか?」このような相談を受けることがあります。
一般的には法人の方が、融資を受けやすいと言われていますが、個人事業主でも素晴らしい業績の方もいますし、法人でもしんどい方もいます。
銀行から見て、何が違うかと言えば、銀行員は「個人事業主の青色申告書」の見方に詳しくないということでしょうか。研修や実践などで法人の決算書の見方は、さんざん勉強しますが、青色申告書の見方はあまりやりません。
法人の決算書はデーター入力すれば、格付けやスコアリングモデルに反映され、分析がしやすいです。しかし、個人事業主の青色申告書は、法人にはない科目、元入金や事業主借、事業主貸などがあり、よく分かりません。白色申告になれば尚更分かりません。個人事業主は分かりにくいというのが本音です。
また、やはり資本金を積んで開業したという重みが信用に繋がる部分もあります。
結論を言うと、どちらが融資を受けやすいということはありません。各々事業者の内容によります。ただし、銀行からして審査しやすいのは上記の理由から法人です。
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