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2011年版 中小企業白書から分かること~起業について~

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2011年版中小企業白書を読んでいると気になるデータが出ていましたので、ご紹介したいと思います。今日は、「起業について」です。

①「起業の動機・目的」(P203 3-1-31図)は、「仕事を通じて自己実現を目指したい」「自分の裁量で自由に仕事をしたい」「社会に貢献したい」がベストスリーである。

以外なのは、「より多くの所得を得たい」という「報酬面」の動機より、上記のような「自己実現の機会」という動機の方が圧倒的に多いことです。自己実現の成果として、報酬がついてくるイメージでしょうか。これについては、以前に書いた記事「刺激的な本」を参考にしていただくと比較できて面白いと思います。

②「起業に踏み切ったきっかけ」(P204 3-1-32)は、「資金面のめどが立った」「事業内容のめどが立った」「独立に必要なノウハウを取得した」がベストスリーである。

これは現実的で妥当な結果だと思います。準備が整ったから起業したということでしょう。しかし一方で、このデータをそのまま鵜呑みにすることはできないと思います。なぜなら、私が接した起業家、そして私自身でさえも上記3項目が完璧に準備できるケースは、ほとんどないからです。

③起業資金の調達先(P207 3-1-37図)は、「自己資金77.8%」「配偶者、親族からの借入25.1%」「公的機関、政府系金融からの助成金、借入金17.0%」(複数回答のため合計100%にならない)がベストスリーである。

やはり起業者はリスクを考え、起業当初は自己資金(親族借入含む)で対応しているようです。また金融機関も政府系金融以外は、起業資金の融資に慎重なことが要因かもしれません。当初の資金調達は、借入に頼らない方がベターかもしれません。事業が軌道に乗らないうちから、返済が発生すると焦りがでます。創業資金は開業して何年かは対象になりますので、ある程度軌道に乗ったところで借入を起こすというのも一つの方法かもしれません。

いかがでしたでしょうか。中小企業白書という公的データから起業家の実態が見えてきたと思います。

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「2011年版 中小企業白書から分かること~起業について~ 」
ご覧いただきありがとうございました。

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