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意思決定の罠

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先日、面白い本を読んだので、ご紹介したいと思います。

題名は『「まさか!?」~自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠~』(ダイヤモンド社)という本です。一言でいえば、意思決定に関する本です。私自身、「なぜあのような言動をとってしまったのか」と意思決定の誤りを悔いることがあり、興味を持って読みました。

人は意思決定をする時、自分は特別な存在として考えています。だが、そこに判断を誤らせる罠が待っていると筆者は言います。では、失敗しないためにどのように意思決定を行うべきか、その技術が述べられています。

私が特に関心を持ったのは、人は「自分だけはうまくいく?」と主観的に考える傾向があるということについてでした。私を含めて多くの方が「自分なら成功するはず」そう思っているのではないでしょうか。

幻想を確認するために3つの質問が設けられていました。みなさんも是非やっていただきたいと思います。(「はい」、「いいえ」で正直に答える。)

①あなたの運転技術は、平均レベル以上である
②あなたは、物事がおもしろいかどうかを見分ける能力に関して平均点以上である
③あなたの仕事上のパフォーマンスは、組織の中で上位半分の中に入っている

いかがでしょうか。大多数の人は、すべて「はい」と答える傾向があるということです。(私もそうでした。)誰もが平均点以上になれるわけがありません。しかし、誰もが自分は平均点以上だと考えているのです。この実験は、人は自分について非現実的なくらいポジティブな見方をすることを示唆しています。特筆すべきは、能力が低い人ほど、実際の能力と自分が思っている能力とのギャップが大きい点であると筆者は言います。

そして「自分だけはうまくいく!?」と主観的に考え、失敗することを防ぐ方法として、「自分を客観視する」ことが重要だと述べています。

この部分で思い出すことがあります。診断士の試験です。私は2次試験を2度受験し、2度目で合格しています。1度目の受験時は、「合格したかもしれない。」と感じました(実際は不合格)し、2度目の受験は「不合格かもしれない。」と感じました。しかし、結果は自分が思った感覚と逆でした。おそらく1回目の受験は、実力がないのに自分の力を過信し、2回目の受験は、客観的視点で「試験後にできなかったところを俯瞰できるようになった」ということでしょう。

8つの罠すべてを紹介することはできませんが、罠に対する対策として、筆者は「意思決定日誌をつけるとよい」と勧めています。重要な意思決定をする時はいつでも「何を決めたのか」「どのようにその決定に至ったのか」「どのような結果を期待しているのか」を書き留めます。それにより「意思決定の傾向を検証できたり」、「パターンを見つけられたり」できるようになり、失敗を減少させることができるようになるということです。私も意思決定をする時、つけてみようと思います。

人は根拠なく「自分が失敗するわけがない」、とか「自分は他人と比較して優れている」と感じる傾向にあるということを知っているだけでも失敗する確率が減少するのではないでしょうか。私も自分自身について気を付けたいものです。

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「意思決定の罠 」
ご覧いただきありがとうございました。

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