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コンサルタントとして、開業するにあたり、諸先輩方にアドバイスを受けました。1人ではありません。何人にもです。

「愛媛には、行政関係の仕事はあるけど、民間のコンサル市場がないよ。」開業してみると確かに、中小企業診断士で愛媛の民間市場を主戦場としている人は少ない気がしました。(これは私の感覚で、実はいらっしゃるのかもしれません。)また、まだ業界経験が浅い私には分からない事情があるのかもしれません。

しかし、一方では地元愛媛の企業が、都会系のコンサルに数百万円、大きくなれば数千万支払ったとか、いう話も聞こえてきます。そこで私は、業界のことをよく知らないことを逆に強みとして捉えて、「民間市場はないのではなく、開拓すればたくさんある。」と勝手に仮説を立てました。そして同時に、「一般に市場がないと考えられているのなら、競合も少ないはずだ。」とこれまた仮説を立てました。

そして、民間市場が形成されていない原因を「愛媛ではコンサルに対する認知度と信頼性が低いこと」と考えました。これは、自身が金融機関の勤務時代に、取引先がコンサルを連れてくると、「胡散臭いな。」と感じた経験からくるものです。年月が過ぎ、自分が逆の立場に身を置くことになりましたが・・・。

愛媛県の中小企業診断士で、私の同年代の独立系診断士はいません。診断協会愛媛支部でも独立系は私が最年少です。これは、40代に入ると、勤務先で責任ある地位についたり、子供の学費がかさんだりして独立するタイミングを失うからです。そして、おそらく最も大きな原因は、「診断士で食っていけるイメージが湧かない。」ことだと思います。

人にはそれぞれの考え方があります。自社にロイヤルティを感じ、企業内診断士として、活躍される道は素晴らしいと思います。一方で、独立を模索しながら、市場がないことで踏ん切りがつかず、悶々と過ごしている人がいるとしたら、私は残念な気がします。

中小企業診断士は素晴らしい資格です。合格者は、すべてをなげうって、年間受験生20,000人のうち800人にのみ許される試験の狭き門を潜り抜けてきています。皆さん優秀です。その診断士の民間市場が愛媛にないのでは、寂しい気がします。そして、後続は続きません。

そこで私のミッションを決めました。

「診断士の認知度と信頼性を高めることで、愛媛にコンサル民間市場を切り拓く。そして、診断士コンサルを若者の憧れの職業にする。」

そのためには、診断スキルの向上により、顧客満足度を高めるしかありません。今与えられた目の前の仕事を、確実にこなしていくことが大切なのです。結果、スキルと信用が向上します。

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