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信用保証協会とは ②

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昨日は、信用保証協会の特徴について、お話しました。今日は、信用保証協会の便利な融資制度についてご紹介したいと思います。

私が現役時代によく取引先に提案していた制度はこの2つです。比較的多くの取引先が該当し、かつ低金利固定型であるからです。この傾向は現在も変っていないと思います。

①経営安定資金(一般資金)
融資限度額:5,000万円以内
資金使途:設備資金、運転資金
金利:2.15%(固定金利―保証料別途要)
対象:経営の安定化を図りたい企業

②緊急経済対策特別支援資金
融資限度額:5,000万円以内
資金使途:運転資金
金利:1.65%(固定金利―保証料別途要)
対象:最近3カ月の売上高が過去4年間のいずれかの年の同期に比べて3%以上減少しているもの。東日本大震災の影響を受けて事業活動に支障を生じているもの。
(愛媛県信用保証協会HPより抜粋―24年1月現在)

どうでしょうか。この時代、ほとんどの中小企業が該当するのではないでしょうか。特に金利が安い分、②の制度に魅力を感じますね。

私が営業担当の時代は、この制度融資にセーフティネット保証という制度を絡めていました。(現在も当然やっています)

セーフティネット保証とは、「様々な理由により、経営の安定に支障を生じている中小企業者であって、事業所の所在地を管轄する市町村長の認定を受けた方」が対象になります。これをほとんどの方が対象になります。この手続きは各市町村で行いますが、銀行員が融資申込みと同時に代行してやってくれます。なぜなら、セーフティネット保証を活用することで、企業者および銀行双方にメリットがあるからなのです。

企業者のメリットは、保証料が割安になること。そしてこれが銀行にとってのメリットで大事なのですが、保証割合が100%になることです。以前にも少し説明したと思いますが、平成19年10月から開始された「責任共有制度」により、保証割合は銀行20%、信用保証協会80%となっています。つまり銀行は、貸し倒れに対して20%のリスクを負っています。しかし、このセーフティネット保証を活用することで、貸し倒れに対して信用保証協会が100%保証してくれるのです。

いかがでしょうか。とっても便利なこれらの制度融資+セーフティネット保証。有効活用してください。取引銀行か信用保証協会に聞けば詳細は教えてくれると思います。

次回は、気になる保証料についてお話したいと思います。

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「信用保証協会とは ② 」
ご覧いただきありがとうございました。

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