シリーズ第3回目は、農林水産事業部です。
国民生活事業部が中小（特に零細企業や生活衛生関係の事業）企業中心、中小企業事業が規模が大きめの中小企業（特に事業再生、事業承継に関する制度融資が充実）中心という中、農林水産事業部は文字通り農業者や農業法人を対象にした事業部です。
残念ながら、銀行勤務時代には農林水産事業部とはほとんど絡みがありませんでした。農業といえば、農協の独占場だったのです。たまに相談がきても農業は対象になりづらかった記憶があります。しかし昨今、金融機関も農業を成長産業と捉え、積極的に支援するようになってきました。
少し話が脱線しましたが、農林水産事業部で代表的な制度融資について何件かご紹介します。
【スーパーＬ資金】
融資限度額：個人 1億5,000万円 法人5億円
対象者：認定農業者
その他：利子助成により、当初5年間は、実質無利子の制度あり
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【農業改良資金】
融資限度額：個人5,000万円 法人1億5,000万円
対象者：認定農業者他
その他：全期間無利子
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どうでしょうか。他の制度融資と比較して農業融資は恵まれていますよね。是非有効活用してください。そのためには、認定農業者になる必要がありそうですね。（農業改良資金は認定農業者以外でも活用できますが、スーパーＬ資金は認定農業者限定です。）認定農業者についてはこちら
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地方銀行に17年勤務しながら、2011年に中小企業診断士の資格を取得。資格取得後、独立開業。2015年に経済産業省から経営革新等支援機関に認定されている。
独立後13年に亘り、「金融のことも経営のことも両方わかる経営コンサルタント」として、
中小企業支援に携わる。経営力強化、赤字立て直し、財務体質改善、資金調達支援など、100社以上の支援実績がある。
金融知識、財務知識を活かし、中小企業の経営課題解決に特化した経営コンサルタントとして活動している（2024年時点）。
和田経営相談事務所代表 和田 健一
