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刺激的な本

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診断士の先輩からの勧めで、「トップポイント」という書籍紹介雑誌を読んでいます。その中に、刺激的な本がありましたので、ご紹介します。とても興味深いので、長くなりますが内容を抜粋します。

書籍名は、「起業という名の幻想―アメリカン・ドリームの現実」です。米国における起業の実態について書かれています。米国の起業者を中心に記述されていますが、先進国はだいたい同じようなものであると結論付けられていますので、日本の起業者にも当てはまるかもしれません。

皆さんは、起業者といえば、どのように連想しますか。作者は、「世間一般の人が感じている起業者のイメージ」として、以下の項目が考えられると記述しています。
(ここから本文引用)
①起業家は、テクノロジーかつ、高性能な産業で創業している。
②起業家は、競争の少ない産業でビジネスを開始する。
③起業家がビジネスを始める理由は、金銭欲、スリル、有名になるため、等である。
④起業家は、顧客が既存の製品に満足しているか調べ、どんな商品が市場で見逃されているかを自問し、市場調査をしたうえでビジネスを開始する。

実際私たちも、そのようなイメージを持っているのではないでしょうか。

作者は、実はこれらのイメージは、「よく分析してみると誤っている」との持論を展開しています。

実は典型的な起業家は、
①ハイテク産業ではなく、サービス関係や、建設業、小売業の分野でビジネスを開始する。
②すでに多くの企業がひしめく産業でビジネスを開始する。
この2つの理由としては、多くの起業家は、自分がかつて働いたことのある産業でビジネスを始めるため、また、多くの起業家は、新たに会社を始めることが容易な産業でビジネスを始めるため、であるとのことです。
それと、
③起業家がビジネスを始める本当の理由は、他人の下で働くことが嫌だからである。
④起業するに当たり、アイデアを探すためにじっくりと計画的な調査に取り組んだのは、全体の1/3である。

加えて、起業家による新たなビジネスはたいていが失敗する、起業家の年収は、勤め人より約35%少なく、それほど儲からないと結論付けています。
うーん実に刺激的な内容です。

平均的な起業家は、長時間働く割に、勤め人よりも稼ぎが少ない。それでもこの悲惨な光景を前にしながら、なぜ起業するのか、という疑問には、

(1)楽観的な愚か者
平均的な起業家は、自分の会社が成功する確率を81%と考えており、自社に似たビジネスの成功率より高いと考えている。

(2)創業者の満足
起業家は、自律性や柔軟性、そして仕事のボスとなることで、自分の人生をよりコントロールできるがゆえに、自分の仕事に満足するのだ。
(ここまで本文引用)

というふうに結論付け、まとめています。

いかがでしょうか。成功確率81%の自己評価とは、いかにも米国らしく、日本ではもう少し自己評価が低いとは思いますが、似たような傾向があるのかもしれません。(他人は失敗しても自分は成功するとの考え)

私も脱サラ起業者であり、この内容には考えさせられました。起業のきっかけとして、「社会に貢献したい。」とか、「自分の強みを活かしたい。」という想いもあります。

一方で、組織向きか、そうでないか、を検討したうえで、起業したといういきさつもあります。

起業者として、また、起業者支援を生業としている診断士として、興味深くかつ、「刺激的」な本に出会えた一日でした。

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「刺激的な本 」
ご覧いただきありがとうございました。

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