今日は銀行に関係する話をします。自社格付けについてです。
銀行では債務者区分と言っています。聞いたことがあると思いますが、正常先、要注意先、要管理先、破綻懸念先、実質破たん先、破たん先があります。
自社は銀行でどの格付けになってるか知っていますか?知らなければ、それとなく聞いてみるのもいいかもしれません。この件に関しては、銀行は口がおもいですが・・・。「御社は要管理先です。」など、なかなか言いづらいですよね。
しかし最近、滋賀銀行など取引先の債務者区分のオープン化(取引先から問い合わせがあれば)をしている銀行もあります。
銀行は正常先には積極的に融資を行います。要注意先にも積極的にではないですが、メインバンクであればなんとか融資をしていきます。しかし、要管理先からはとたんに消極的になります。その一つの理由は、リスケなどをしているケースが多いからです。リスケをしていると新規融資には応じることがむずかしくなります。
もう一つ大きな理由は、要管理先の貸出額に対して、銀行は15%の貸し倒れ引当金を積まなければならないからです。融資した時点で、銀行からすれば赤字なのです。その上、融資金が返ってこないリスクも高まります。
というわけで、今日は格付けについてお話してみました。
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