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本格化するオンライン融資にどう向き合いますか?

=== 弥生会計がオンライン融資に進出 ===

私は、17年務めた銀行から脱サラして、事業を開始して8年目になります。

フリーランスの経営コンサルタント、個人事業主としてやっていますので、税務申告も会計ソフトとe-taxを使って、自分でやっています。

最初から「やよいの青色申告」を使っているのですが、最近弥生会計が、オリックスのグループ会社になりました。

先日弥生会計から会報が来たのですが、子会社アルトアを立ち上げ、「法人向けのオンライン融資」をやっているらしいのです。

説明文を読むと、 弥生会計を利用している法人に限りますが、 申し込みから融資の実行までがインターネットで完結するようです。

決算書の提出も、申し込みのための訪問も、担保や保証人も、すべて不要。

もともと入力された会計データ情報を持っているのですから、決算書の提出は不要ですし、通常の銀行融資より、速やかな審査結論が出るのではないでしょうか。

希望金額・期間の選択をすれば、アルトアが審査を行い、融資条件を提示してくれるそうです。

=== 銀行もオンライン融資に進出 ===

また、銀行がクラウド会計事業者と連携して、オンライン融資を提供する動きも出ています。

福岡銀行や福井銀行は、マネーフォワードと提携して、即日審査のオンライン融資を開始しています。審査に当たっては、マネーフォワードが蓄積している融資申込企業の会計データや、銀行が保有している口座の入出金データを活用します。

オンライン融資には、利用者の事業者側、提供する銀行側双方にメリットがあります。

=== 事業者、銀行、双方のメリット ===

融資申し込み事業者のメリットは、

・決算書などの書類提出なしに、素早い融資判断を受けられること
・銀行への来店や銀行員との面談が不要なこと
・保証や担保が不要なこと
・創業ステージなど実績がまだ積み上がっていない中で、今現在の業績が良ければ、タイムリーに融資を受けられる可能性があること

一方銀行側のメリットは、

・他行が手を出しにくい優良零細企業に対して、マンパワーをかけずに融資ができる
・審査経費が少なく済むため、今までは経費倒れになっていた零細企業や個人事業主向けなど、法人小口融資の開拓が可能になる
・銀行来店や面談にハードルを感じて、今まで銀行融資を受けていなかった層の掘り起こしが可能

などかなぁと、個人的には感じています。

=== 銀行員に求めれられる資質の変化 ===

オンライン融資が活性化してくると、今後銀行員に求められる資質は変化してきます。

今までは、事業者から提出された決算書を詳細に分析したり、それをもとに正確な融資審査をする能力が大切でした。

でも今後は、融資審査スキルは、すべてではないでしょうが、ある程度AIが代替するようになるでしょう

銀行員に求められる能力は、融資審査のスキルから、

・経営者の課題を把握して一緒に解決していくための業務改善提案力や、コミュニケーション力(正しい経営課題を引き出す能力)
・経営不振に陥った企業に対して、経営者に伴走しながら粘り強く支援していく能力
・業績向上の手助けを可能にするビジネスマッチングなどのネットワーク力
・その企業に合ったベストな資金調達手法の提案力

などに変わっていくのではないでしょうか。まさしく金融庁がいつも言っている「コンサルティング能力の発揮」ですね。

=== 税務会計の際も資金調達を視野に入れる ===

経営者は、今後税務申告をする際、決算書を作成することに加えて、

どのようなソフトやシステムを活用すると、事業展開のための成長資金の調達につながるのか、考える必要が出てくるのかもしれませんね。

今後はオンライン融資が増えていき、資金調達方法も広がりを見せていくでしょうから。

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