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金融業界の新たな流れ。弥生会計がAI(人工知能)融資に関わるようです

~弥生会計の便利な機能~

当事務所は、創業時からやよいの青色申告を活用しています。

毎年更新の時に、継続のお知らせが届くのですが、同封されたチラシをみていると、「スマート取引」の案内がありました。

創業当初は、毎月実施していた仕訳入力も、3ヶ月に一回になり、半年に一回になり、今では1年間まとめてやるようになってしまいました(良くないですね。資金繰り表は毎月作成し、精査していますが←言い訳です)。

1年に一度の入力になると結構な作業量になり、「面倒だな-、でもやらいないとなー。」という心境になってきました。

チラシの話に戻ります。

「スマート取引」では、使用銀行口座やクレジットと連動する(銀行とのインターネットバンキングなどの契約は必要)ことで、一気に弥生のソフトに取引を取り込んでくれるらしいのです。

~会計入力の手間が一気に削減!~

早速クレジットで試してみると、今まで一つ一つ手作業で入力していたものが、一気にクレジット明細から移転されました。所要時間は1/100です!何という生産性でしょう。取引を繰り返すごとに、人工知能が学習し、仕訳の精度も上がっていくようです。

~弥生会計がオリックスと連携し、融資業務に進出!~

このことは、我々利用者にも大きなメリットですが、弥生会計からしても、様々なデータをタイムリーに取得できることで、商売につなげることが可能になるという点で、大きなチャンスになります。

例えば、新聞でも発表されましたが、会計情報を活用した融資提案。今は銀行員が訪問してきたり、店頭を訪問したりして、融資を申し込みます。それはそれでいいところもたくさんあるのですが、手続きが面倒で嫌な顧客層も確実に存在します。

弥生が考えているAI融資は、地方銀行などと連携し、蓄積した会計情報や口座の動きなどをベースに、融資額や金利を提案します。詳細はまだ明らかではないですが、ネット上や郵送だけで融資取引が成立することになるかもしれません。面倒な手続きを敬遠したい申込者には、魅力的に映ると思います。

何年か前に弥生はオリックスの関連会社になりましたが、会計ソフトの会社から業務の幅を広げて行っていますね。ユーザーとしては嬉しい限りです。

《記事のまとめ》
・弥生会計のスマート取引機能を使うと、仕訳入力の負担が一気に減少する。
・弥生会計が、保有情報を活用し、融資の取り組みを開始。(関連会社のオリックスの影響)
・今までの融資の受け方に抵抗がある層は存在するため、ニーズはあると考えられる。

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