これから診断士の試験に挑戦しようと思います。
こうした決意を胸に、当事務所を訪問される方がいます。私の分かる範囲で、試験勉強の体験談、診断士資格を活用したコンサル実務をお話しします。といっても、試験勉強についてはブランクがあるため、精神論中心になりますが。
訪問してこられる方は、決意表明のような感じで来られることが多いです。先に資格を取得して活動しているものとしては、嬉しくなります。頑張ってほしいと思います。たいしたことはできませんが、応援したいとも思います。
一方で診断士試験は、長く厳しい戦いでもあります。1次試験で5人に一人、1次合格者から2次試験で5人に1人、トータルで100人のうち4～5人しか合格できません。みんな合格したいわけですから、とても厳しいのです。私の場合は飲み込みも良くなく、合計で約2,000時間の学習時間を要しました。
その現状をどれだけ理解し、継続的に勉強に取り組めるか。最初は気持ちも高ぶっていますので、やる気満々です。その気持ちを長い間維持できるのか。そこには強い意志が必要です。
生活習慣を変えないといけないでしょう。やりたいことも我慢しないといけないでしょう。特別優秀な方は別として、我々凡人には、犠牲無くして、合格はありません。試験勉強ははっきりいって地味です。誰も見ていません。孤独との戦いです。
勉強に取り組む特別な理由があるか、勉強が面白くて楽しくて仕方が無いか、そんな何かが必要です。
私は前者でした。残念ながら楽しくて仕方が無いタイプではありませんでした。勉強に取り組み資格を取得したい特別な理由がありました。それが受験勉強の苦しい期間を支えました。
高い壁に挑戦し、結果的にですが乗り越えられた苦しい経験が、独立してからの私のコンサル業務を支えてくれています。
地方銀行に17年勤務しながら、2011年に中小企業診断士の資格を取得。資格取得後、独立開業。2015年に経済産業省から経営革新等支援機関に認定されている。
独立後13年に亘り、「金融のことも経営のことも両方わかる経営コンサルタント」として、
中小企業支援に携わる。経営力強化、赤字立て直し、財務体質改善、資金調達支援など、100社以上の支援実績がある。
金融知識、財務知識を活かし、中小企業の経営課題解決に特化した経営コンサルタントとして活動している（2024年時点）。
和田経営相談事務所代表 和田 健一
