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正月からの読書リレー ビジネス書再読3冊

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正月から空き時間を利用して、ビジネス書を3冊読んだ。

書店に立ち寄ると、次から次へと新作が出ている。より取り見取りなのだが、いい加減自己啓発本にも疲れてきたので、書棚にある本をセレクトし、再読することにした。

選んだ本は3冊。zero to one(ゼロトゥワン)、失敗の経営学、ストーリーとしての経営戦略。

zero to oneは、起業に関する本。アメリカのベンチャー投資家が作者だ。

起業と言えば、リスクを抑えて、小さく始めて様子を見ながら徐々に拡大していくという考え方が主流だ。私もそう考えている。しかし、この作者は、リスクを大きく取れ、小さくまとまるな、という考え方だ。「できるできない」は別にして、自分の目線を挙げてくれる本だと思う。

次に失敗の経営学。日本の学者の本。

成功事例の本、ベストプラクティス研究の本は、数多ある。しかし成功事例は、周りから見えない組織風土などに支えられて、その結果になっており、他社が真似するのは難しい。表面的に模倣できたとしても、失敗するのがオチで、成功事例を研究しても仕方がない。

一方失敗事例には、「これさえ気をつけておけば失敗する可能性が減少する」、という複数のパターンがある。このパターンを知っておくと、その地雷を避ければよいわけで、成功の確率が高くなる、そう作者は書いている。

起業や新事業展開を検討している際には、目を通しておくと良いのではないか。

最後に「ストーリーとしての戦略」。経営の実務経験のない日本の学者の本だが、実に面白い。ビジネス本で面白いといえば、アメリカ本(アメリカビジネス本の焼き増しのような日本ビジネス本があふれている昨今)ばかりだが、日本のビジネス本として独自性がある。「戦略のキーは、キラーパスだ」、というくだりを興味を持って読んだ。500ページあり、中々骨が折れるが、今後何度も読み返したい本だ。

以上3冊それぞれタイプは違うが、大変参考になった。本の読み方も、今までのように次から次へではなく、これだと感じた本を、何度も読み返す「再読方式」に切り替えていこうと思う。(特にビジネス本)。その方が、自分の血となり肉となる気がするからだ。

「正月からの読書リレー ビジネス書再読3冊 」
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