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あえて特定分野だけで勝負しないということ(都会と地方の違いはあるか?)

選択と集中。経営戦略の基本だ。診断士資格取得の過程においても、実務実習などで指導員の先生に叩き込まれる。

自社の強みや特徴を、ターゲットを絞り込み、そこにぶつける。大企業に比べて、ブランド力や経営資源の劣る中小企業の常套手段だ。

起業や新商品開発に関するセミナー講師をすることがある。受講生と話していて、その際に感じることがある。

ファーストステージでは、特定分野に絞り込まない方が、良いのではないかということ。経営戦略の基本の逆である。

まだビジネスモデルや商品が固まっていない、もしくは、できたてほやほやの段階で、絞り込むのが良いことなのか、どうなのか・・・。

コンセプトやターゲットを広く持ち、試行錯誤しながら色々試していく方が、可能性が広がる気がするのだ。

思い起こしてみるのは、自分のコンサルタントとしての起業体験。

得意業種や得意分野を絞り込め、と実習で習う。確かに正しい面もある。この業種なら和田さん、というイメージがつけば、自然とその業種の仕事が集まる。また金融支援など得意分野を絞り込めば、その方面の依頼も増えるのかもしれない。

一方で、得意業種や得意分野に絞るということは、それ以外をセーブしたり、断ったりすることに繋がる。

しかし私が勝負している市場は、東京、大阪、名古屋などに比べると小さな市場。絞り込むほどの仕事量もない。どんな業種や分野でも依頼があれば、受けた方が良い。依頼があるということは、クライアントがこちらに「適正あり」と感じているということだ。

だから選択も集中もせず、依頼者と信頼関係が築けそうで(むしろここを重視している)、スケジュールが合えば、極力受ける。

一番初めのセミナーの依頼が、忘れもしない、起業してすぐいただいた「農業セミナー」の仕事。今だから言うが、農業なんて、銀行時代にも関わりが少ないし、(農業は、農協か、農林公庫の分野)ちんぷんかんぷん。だから必死で勉強した。

で今は、6次産業化プランナーを拝命しているし、農業系セミナー講師の依頼もいただいている。最初に発注いただいた依頼者の方への感謝は尽きないが、ほとんどゼロから、自分の得意分野に成長した。(農業経営管理や新商品の損益計算などのセミナー)。ほかにもこうしたケースは多く、クライアントに得意分野を発掘してもらっている感じだ。

こうした自身の経験からも、起業や商品開発のファーストステージでは、あえて顧客ターゲットなどを緩めに設定し、市場の声を聞いてみることも必要だと感じる。思わぬ顧客層から支持を受けたり、重要視していない商品が評価されるかもしれない。

最初から絞り込みすぎると、柔軟性が不足し、折角のチャンスを見逃してしまう。顧客の絶対数が多く、絞り込みが可能な都会とは、地方は取るべき戦略も違ってくる気がするのだ。

 

「あえて特定分野だけで勝負しないということ(都会と地方の違いはあるか?) 」
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