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気になるМ&A。影響について、自分なりに考えてみた。

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最近、自分に関わることで、とても気になるМ&Aがあった。会計ソフトの弥生会計が、オリックスに買収されるとのことだ。買収金額は800億円。

私は起業してから、「やよいの青色申告」を利用している。法人化しておらず個人事業主なので、今のところ、税理士ではなく自分で確定申告している。年間1万円程度の利用料だ。

2年ほど前からは、e-tax(電子納税)とやよいの青色申告を併用しながら、確定申告をしているのだ。税理士さんにお任せするより手間はかかるが、仕訳などを自分でするので、資金の流れがよく分かる、という利点もある。

その会計ソフトの販売会社である弥生会計が、金融会社のオリックスに買収されたのだ。

オリックスと言えば、プロ野球のイメージがあるが、本業は金融会社。融資からリース、保険まで幅広く金融サービスを提供している。

弥生会計は、製品登録ユーザー数が125万件を突破している業界での最大手だ。その最大手が買収されるということは、今後自社だけでの生き残りが難しくなると判断したのか?今が売り時と判断したのか?

報道によると、右肩上がりで順調に推移してきた業績も、頭打ちになりつつあるとのこと。ご多分に漏れず、外部環境の変化(競合の出現)の影響を受けているという。クラウドを利用した会計サービスが成長しているらしい。

クラウド会計ソフトは、操作が簡単で、しかも無料でサービスを提供しているケースもある。新規顧客が、そちらに流れているのだ。

弥生会計には上記のような事情がある。一方オリックスは、125万件以上の事業者(多くは比較的規模の小さい事業者か?)の会計情報が、宝の山に見えて仕方がない。何しろ、システムで繋がっているので、決算書をもらわなくても、事業者の決算状況を把握できるのだ。こんなおいしい情報はない。

決算内容から、事業者のニーズや状況が分かるため、融資やリースの案件発掘コストが格段に下がり、しかもメルマガなどを利用して、タイムリーな提案ができる。また、融資やリースの審査にも役立つ情報も集まる。例えば、毎月きちんと月次決算入力をできる会社は、几帳面だろうとか。

まさしく両者の思惑が合致したМ&Aと言えるだろう。

買収された弥生会計。今後予想される動きは、ユーザーである小規模事業者に対して、決算内容を把握したうえで、どんどん提案をしてくるはずだ。例えば、決算期に利益が出そうな会社に対しての節税保険の提案、売上が増加している先に対しての運転資金融資の提案、など、かゆいところに手が届くような。

小規模事業者に対して、融資からリース、保険まで、一貫したサービスの提供は、他の金融機関にとって脅威になると思う。

私も、やよいユーザーとして、どんな提案が出てくるのか、お手並み拝見とともに、楽しみな部分もある。

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