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飲食店って難しいなと思った話

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テレビを見ていると、「天下一品」の社長が出ていた。

「天下一品」は、全国チェーンのラーメン店で、京都本社で全国に200店舗展開しているらしい。実は大学生時代、大学の近くに「天下一品」があり、よく食べに行っていた。

独特の「こってりスープ」は、最初むつこい(愛媛弁で脂っこいこと)ので、おいしいと思わなかったが、慣れてくるとなんとも味わい深く、ファンになってしまった。もう25年も前の話だ。

松山でも時々店舗を見るが、現在は年商200億円の企業になっているという。

創業は今から40年以上も前。務めていた会社が倒産し、ラーメンなら自分でも作れるだろうと、始めは屋台からスタートしたそうだ。1年間は全く食えず、軌道に乗って、ビルのテナントに出店するまで、4年かかっている。

タレントに成功のコツを聞かれた社長は、

①お客さんが何をすれば喜ぶか、常に考える(おいしいラーメンを作る)。

②値段以上の価値を提供する(ラーメンは1杯700円。それ以上の価値を提供する)。

と、シンプルに答えていた。成功している社長が言っているだけに説得力があるが、ではこの2つが揃えば、必ず成功するかと言えば、そうではないだろう。

社長には恩人がいるという。1号店を出す時に、借入金800万円の保証人になってくれた人物がその人だ。(金融機関に担保まで提供してくれたという。最初の借入は担保や保証人がないと、なかなか貸してくれない事も多い)。それだけ、社長に魅力があったんだろうが、いい人と出会っている。タイミングや運も味方している。この人が保証人になってくれなかったら、こんなに大きなっていないかもしれない。

これだけの成功企業でも、最初は鳴かず飛ばずで、試行錯誤を繰り返しながら、すこしづつ基盤を固めていったのだろうと推測できる。お金がなかったこともあるだろうが、屋台で営業(初期投資が少ない)、一人で切り盛り(人件費や家賃などの固定費もかからない)など、しんどい時期に極力お金がかからない手法をとったことも、幸いしたのだろう。(最初から多額の投資を行ったり、人件費や家賃など多額のランニングコストをかける場合は、苦しくなる)。

経営者が優秀であることに加えて、運やタイミングも大切だ。それらを引き寄せる取り組みも必要だろう。(最初は小額投資でいろいろな事を試しながら、改善していくことなどは、運を引き寄せる一つの方法だ)。

そしておそらくこのラーメン店は、フランチャイズ形式をとっている。フランチャイズの親なので、店舗が増えれば増えるほど儲かる。フランチャイズ戦略を支えている人物もいるはずだ。

飲食店はおいしいだけではなく(飲食を始めようとする人は、だいたいおいしい料理を作る)、運やタイミング、立地や戦略、色々なことが重なり合って、成功するのだと思う。成功と失敗は紙一重のような気がする。成功の基準は、ケースバイケースで、これをすれば大丈夫とマニュアル的なものはない。自分で置かれた環境や状況に応じて、探していくしかない。

参入するときは比較的ハードルは低いが、その一方で生き残っていくことは大変だ。つくづく飲食店は難しいなと思う。成功して笑っている人の裏には、商売が軌道に乗らず苦しんでいる人がたくさんいる。番組を見ていて、そう感じた。

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