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フランチャイズ契約 加盟前に知っておきたい注意点

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先日、フランチャイズ契約に関するメリット・デメリットについてお話しました。

今日は、もう一歩踏み込んで、「フランチャイズ(以下FC)契約 加盟前に知っておきたい注意点」についてお話していきたいと思います。

これからの話は、普通FC本部の加盟店募集説明会では詳しく説明されません。当たり前といれば当たり前です。すべて説明していると加盟する人が少なくなってしまいます。

まず理解していただきたいのは、加盟店は独立した事業者であり、FC本部が事業の成否の責任を持ってくれるわけではないということです。それを頭に入れて、契約に関しては自覚を持って判断する必要があります。

そのため、FC本部が契約をせかしたりしても、以下のようなことの説明をしっかり受けておく必要があります。
(中小企業庁 フランチャイズに関する冊子参照)

①チェーン本部の概要(株主、子会社、財務状況、店舗数の推移、訴訟件数等)
②加盟店、ロイヤルティの計算方法など金銭に関すること
③商品、原材料などの取引条件に関すること
④契約期間、更新条件、契約解除に関すること

また、FC本部が募集時に行う説明の中で、売上、利益の予測を立てて、「頑張ればこれだけお金が残りますよ。」みたいな説明をしてもらえます。この予測と、実際事業を開始した際のかい離により、「話が違う」とトラブルになるケースが増えています。

これは当然といえば当然です。あくまで予測は予測であって、大きなウエイトは、事業開始してからの事業者の頑張りにかかってくるからです。FC本部に異議を申し立てると同じような答えが返ってくると思います。

これを未然に防ぐ対策としては、FC本部が作成した事業予想計画を鵜呑みにせず、自分の判断で修正してみる。自分で難しければ、事業の経験者や専門家に客観的に見てもらうことです。

また、契約内容についてもしっかりと確認しておくことが必要です。(特に、加盟金返還の有無、ロイヤルティの算出方法、契約解約時の解約違約金の有無、テリトリー権の設定などは念入りに確認する)

あってはいけないことですが、契約書の内容について、FC本部の交渉担当者が、「これは書類上のことだけです。臨機応変に対応します。」というような言葉を言ってきたとき、注意が必要です。

後々トラブルになったときには、言った言わないの話になり、担当者が転勤や退職していると残されたのは契約書のみです。FC本部から契約事項不履行を主張され、契約解除などのケースもないとは言えません。

FC契約を結ぶ前には、以上のようなことを気をつけられたらいかがでしょうか。

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「フランチャイズ契約 加盟前に知っておきたい注意点 」
ご覧いただきありがとうございました。

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