最近消費者の購買活動に、変化が出てきています。
具体的には、店舗で買いたい商品を物色し、家に帰って安価な商品を探して、ネットで購入する「ショールーミング」。この購買行動が増加し、実店舗の脅威になっているようです。実店舗は、売上が低下し、店舗賃料や諸経費が払えなくなります。
アパレルなどを販売する実店舗（特に中小企業）としても、ネット通販から目を背けては、営業が難しくなっている時代になってきたのではないでしょうか。以前、あるアパレル関係の経営者から、ネット通販が売り上げの柱になっているという話を聞いたことがあります。
私の所属する中心商店街でも、実店舗とネットを融合した販売戦略をとる店が増えてきたように感じます。実店舗の顧客を他社に逃がさず、いかに自社のネット通販サイトに誘導するか、工夫が必要だと思います。
地方銀行に17年勤務しながら、2011年に中小企業診断士の資格を取得。資格取得後、独立開業。2015年に経済産業省から経営革新等支援機関に認定されている。
独立後13年に亘り、「金融のことも経営のことも両方わかる経営コンサルタント」として、
中小企業支援に携わる。経営力強化、赤字立て直し、財務体質改善、資金調達支援など、100社以上の支援実績がある。
金融知識、財務知識を活かし、中小企業の経営課題解決に特化した経営コンサルタントとして活動している（2024年時点）。
和田経営相談事務所代表 和田 健一
