先日、ある飲食店経営者とお話しする機会がありました。
私は、飲食店は立地が大切だと考えていますが、その方の店舗は、必ずしも恵まれた立地ではありません。
にもかかわらず、固定客を増加させるなど、堅調に店舗運営をされています。なぜなのか興味深く、色々お話を聞いていました。
すると、「経営不振の店は、お客さんからどれだけ搾り取るかだけ考えている。経営が不振になっているのは、その積み重ねの結果。当店はきていいただいたお客様に満いただき、リピートしていただくことに全力を注いでいる。とシンプルな事をおっしゃっていました。
接客態度を観察していると、確かにそうです。一人一人に丁寧に話しかけ、顧客との関係性を深めることに注力しているようでした。用語はご存じないと思いますが、くしくも「ライフ・タイム・バリュー（顧客生涯価値の最大化）」を実践されているのでした。
地方銀行に17年勤務しながら、2011年に中小企業診断士の資格を取得。資格取得後、独立開業。2015年に経済産業省から経営革新等支援機関に認定されている。
独立後13年に亘り、「金融のことも経営のことも両方わかる経営コンサルタント」として、
中小企業支援に携わる。経営力強化、赤字立て直し、財務体質改善、資金調達支援など、100社以上の支援実績がある。
金融知識、財務知識を活かし、中小企業の経営課題解決に特化した経営コンサルタントとして活動している（2024年時点）。
和田経営相談事務所代表 和田 健一
