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銀行取引に関するちょっとした疑問②~アプローチしてきたから、融資するわけではない~

銀行と融資取引するにあたり、一番難しいのは、「今まで取引がなかった銀行から新規で融資を受けること」です。民間銀行は特に、こちらから融資に関するアプローチをすると、中々取引開始に応じてくれません。

そこで、「銀行と新規取引を開始するには」でお話した通り、銀行を自社に引き寄せ、銀行から「融資を受けていただけませんか?」とアプローチさせることが大切なのです。

恋愛でもこちらからアプローチすると、相手が引いていくという経験をされたことがあると思います。同じように、銀行もこちらからアプローチすると、「この企業は資金繰りがしんどいのではないか?他銀行が相手にしていないのではないか?」と思われ、引かれてしまうからです。

渉外係の銀行員は、様々な「ノルマ」を抱えています。その数あるノルマの中で、一番重要視されるのが、「新規融資先開拓」なのです。そのため、いつも「優良な新規融資先はないか」と目を凝らしています。特に3月、9月の決算期には、渉外担当者は、焦りと担当上司からのプレッシャーのため、案件発掘の基準が甘くなることがあります。

上記でお話した通り、新規融資銀行を増やしたければ、基本は「銀行員からアプローチしてもらうこと」です。しかしながら、銀行からアプローチしてきておきながら、散々決算書や提出書類を求められたうえで、「やっぱりできません。」というケースもあります。

企業経営者からすると、「そっちから言ってきておいて、なんだよ」と、唖然とするかもしれませんが、銀行には稟議システムがあります。そのためチェック機能が働き、渉外担当者が融資実行したくても、できないというケースが発生するのです。

ですから、銀行からアプローチしてきたからと言って、必ずしも融資するわけではありません。

こうした銀行の稟議システムや、融資審査に関する考え方について、詳しくお話しするセミナーを25年10月から「会社経営に役立つ 銀行対応力向上セミナー」として、開催したします。銀行取引に関することは、当事者の銀行に気軽に聞けないことも多く、中々相談する相手が、いないものです。この機会を是非ご活用いただき、銀行対応力の向上、経営力のアップに繋げてください。詳しくは⇒こちらから

 

 

 

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