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銀行の担保の話④~稀に無担保で取り組むケースとは~

前回までお話してきたように、銀行は現在でも融資に際して、担保を重視しています。

いくらお役所が、「担保に依存しない融資体制の確立を!」と声を大にしても、現場の銀行員は本気にはしていません。相変わらず、担保重視です。なぜなら、①預金者の大事な預金を預かり、融資に回している②その企業の将来のことなど分からないと考えている③無担保でリスクの高い融資を行った結果、融資が焦げ付き、株主代表訴訟で訴えられるのを恐れている、ためです。

しかし稀に無担保で取り組むケースがあります。いくつかのケースを挙げてみましょう。

①工事代金や販売代金など短期間のうちに返済が見込めるもので、工事契約書や売買契約書で内容が確認できるもの(ひもつき融資)

②補助金に採択され、将来的には入金があるものの、当面は立て替えないといけない資金(補助金入金により、資金が確実に返済されるため)

③銀行団が連携したシンジケートローン

④優良手形の割引

こうしたケースを無担保で取り上げることがありますが、実際企業活動をしていると、このようなケースは少ないです。むしろ長期運転資金や設備資金がほとんどのため、結果的に、担保付融資がほとんどです。

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