セミナー終了後に主催者がアンケートを取ります。記名式であれば、まず思ったことを書く人はいません。「満足しました。勉強になりました。」など、当たり障りのない感想が並びます。無記名式でも似たようなものです。
一番正確な情報が集まるのは、休憩時間などに、雑談の中に質問を入れることです。「何か気になることはありますか？」「分かりにくいことはありませんか？」さりげなく聞きます。そうすると、だいたいの方が、気になっていることをぽろっと洩らします。「えっ、そんなことが？」こちらとしては大変勉強になります。そこで洩れたことが、受講者が知りたいことなのです。
アンケートもいいですが、本当の情報が集まるのは、休憩時間の雑談からではないでしょうか。だから休憩時間には、積極的に受講者の方にアプローチします。
地方銀行に17年勤務しながら、2011年に中小企業診断士の資格を取得。資格取得後、独立開業。2015年に経済産業省から経営革新等支援機関に認定されている。
独立後13年に亘り、「金融のことも経営のことも両方わかる経営コンサルタント」として、
中小企業支援に携わる。経営力強化、赤字立て直し、財務体質改善、資金調達支援など、100社以上の支援実績がある。
金融知識、財務知識を活かし、中小企業の経営課題解決に特化した経営コンサルタントとして活動している（2024年時点）。
和田経営相談事務所代表 和田 健一
