テレビを見ていると、日銀の大胆な金融緩和が市場に承認され、株高、円安、金利安のトリプル高になっていると、大々的に報道されています。
日銀が国債、リート、投資信託を購入し、購入代金を市場に放出することで、金融機関の預金がだぶつき、金融緩和につながるという流れらしいです。
しかし、銀行口座をだぶつかせても、銀行の融資姿勢に変化がなければ、だぶついた資金は国債購入に向かうだけです。実態経済、特に中小企業の業況に変化は見られないのではないでしょうか。とすれば、銀行の融資姿勢をどう変えるか、そこにポイントがありそうです。
荒治療ではありますが、民間金融機関に中小企業向け新規融資目標を貼り付けたり、または政府系金融に制度融資を新設する等、工夫が求められます。