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今だからあのことについて話そう⑧~出向、挫折感を力に~

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波止浜支店で1年を経過したところで突然、県関係の施設に出向になりました。

出世志向の強かった私は、正直この時大きな絶望感と挫折感を味わいました。「なぜ自分が・・・。」悔しさから、一時感情的になり、退職も頭をよぎりました。しかし冷静になり、今辞めて何ができるのか?家族を養っていけるのか?自分に今、その能力が備わっているか?と分析した時、「新しい環境でもう一度頑張って、そこで力をつけよう」という気になりました。転勤の内示から1週間が経過し、新しい職場に行く頃には、すっかり気分は切り替わっていました。「与えられた環境でベストを尽くす」。

これが私の特徴だと思っています。比較的切り替えが速いのです。腐っていると自分が損をするからです。また環境が変わったこともいい方向に作用しました。色々な立場の人間が集まる新しい職場は、色々な価値観があり新鮮さがありました。

そして、すぐに新しい目標が見つかりました。「自分に力をつける。」具体的には、中小企業診断士の資格を取る。支店勤務時代には、とても難解で、雲の上の感覚であった中小企業診断士の資格が、ここで具体的な目標になったのです。それから先の勉強の過程は、当ブログカテゴリー「中小企業診断士勉強方法」に記載している通りです。興味があればご覧ください。

2年間頑張って銀行に戻るとしても、その時には他の人にはない武器を身に着けておきたい。結果的には合格して、勉強する過程において独立という選択肢を選んだわけですが、挫折感をバネにして目標を立て、診断士試験に合格したのです。逆に言えば診断士試験とは、合格を目指すべき強い動機があれば、より一層勉強に身が入る試験なのかもしれません。

今から思えば、一見マイナス要因に見えた出向も次のステージへの序章だったのです。

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