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世界最小最強セッター 「竹下佳江 短所を武器とせよ」 を読んで

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この本は、日本代表のセッターである竹下佳江選手のことを書いた初めての本です。

竹下選手は20代前半から日本代表の正セッターとして、10年以上に亘り、日本代表を引っ張ってきました。今でこそ日本代表は世界選手権でメダルを獲得する等、順調ですが、竹下選手が代表に招集されたころは、女子バレーボールの歴史上初めて、オリンピック出場を逃すなど、どん底の時期でした。

セッターというポジションは、アタッカーなど華やかな影に隠れた黒子のような存在です。勝てばアタッカーの手柄、負ければセッターのせいのようなところがあります。そしてその通り世間からは、身長159㎝の背が低いセッターを使ったことがオリンピック予選の敗因であると、竹下選手はバッシングの嵐に巻き込まれていました。

結果として、竹下選手は若くしてバレーボールを一旦引退しました。次の職を探すため、ハローワークにも通ったそうです。そのようなどん底からどうやって這い上がったのか興味があり、この本を手に取りました。

竹下選手は一時引退していた際、ショッピングや友達との食事会などの経験を積極的にしたそうです。今までバレー一筋で、普通の女性が経験するようなことをしてこなかった竹下選手にとって普通の体験が新鮮で楽しいことでした。このバレーボールを離れるという経験が、復活後の竹下選手にとって大きなプラスになりました。視野が広まり、プレイに柔軟性が出てきたのです。

そして充電期間を過ごしていくうち、再度オリンピックに挑戦したいという気持ちが湧きあがってきたのでした。

復活した竹下選手は以前にも増して練習に取り組みます。24時間バレーづけ、合宿中は、朝4:00~自主練習です。壮絶だと思いました。また竹下選手を奮い立たせるもう一つの要因として、ベテランでチームキャプテンの吉原選手の存在がありました。全日本チームで唯一のオリンピック経験者、バレーの鬼 吉原選手の鬼気迫るバレーへの取り組みが、竹下選手を始め、若手たちにも「オリンピックにいくんだ。」という強い気持ちを持たせることになりました。

竹下選手は身長159㎝とバレー界では例がないほど小柄です。小柄ゆえ、負けたときには「小さいセッターを使うからだ。」とバッシングの標的にされてきました。背が低いという大型化したバレー界では致命的ともいえるその短所を武器とするため、人の3倍の練習を課したといいます。背の高いセッターなら手先でトスを上げられるけれど、小柄ゆえに全身を使ってトスを上げるため、体はボロボロです。しかし不屈の精神で全日本の不動のセッター、世界でもトップクラスのセッターとしての評価を得るまでになりました。

試合ではボールが止まって見える、アタッカーが自分の描いた通りに動いていくという不思議な経験をしています。一流選手独特の経験でしょう。

ここでは詳細までは書けませんが、一見短所と考えられることも工夫と努力によっては、強みに転換できるということがこの本を読んでよく分かりました。女子バレーの事情、特に裏方のポジションでありながら、最も重要と言えるセッターについてよく分かりました。今後新たな視点で、バレーボールを見ることができそうです。

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