先日、中小企業再生支援全国本部から、「中小企業再生支援協議会における新たな再生支援手法」について発表がありました。
それは、中小企業再生支援協議会版「資本的借入金」の積極活用についてです。
資本的借入金とは、またの名をDDS(デッド・デッド・スワップ)といい、借入金を劣後ローン(期日一括返済)に切り替えることです。借入金を劣後ローンに切り替え、「資本的借入金」と認定されることのメリットは、①企業側は、返済負担の軽減、(リスケと同じ効果、しかし資本と見做されるため、債務者区分は良化する)②金融機関側は、金融検査上、「資本的借入金」を資本と見做すことができるため、貸倒引当金の計上を少なくできる(銀行の決算内容がよくなる)ことです。
金融円滑化法の出口戦略として、今後積極的な活用が見込まれています。ただし、中小企業再生支援協議会の承認がいります。(2次対応案件として認められることが必要)。
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