2012年も始まり、私の周りでも「中小企業診断士試験に挑戦します。」という声が所どころで聞こえてくるようになりました。
そこでまずは、クリアしなければならない「1次試験」について、経験者として自分の体験をお話させていただきたいと思います。
今日は精神面についてです。
「今年必ず全科目合格する。」という気持ちが大切です。私は独学です。受験するにあたり、受験予備校を何校か回りましたが、「何年かかけて分けて取りましょう。」みたいなことを言われました。だから独学にしました。絶対に1年で全科目合格すると決めました。
また、合格するためには、犠牲が必要です。今までやってきた楽しみを受験期間中は我慢する必要があります。私の場合は、テレビを見るのをやめましたし、付き合いも断りました。「付き合い悪いな。」と感じられたと思います。しかし、それぐらいしないとなかなか合格しません。
それと「受験する」「合格する」と周りに宣言することです。宣言することで自分にプレッシャーをかけます。また、周りの理解を得ることができます。どんどんプレッシャーを感じてください。もがき苦しむ中で、実力が向上し、合格答案が作成できるようになるのです。
真剣に受験に取り組むと鬼気迫る感じになります。
気をつけてもらいたいのは、受験情報が氾濫しているため、難しく考え、振り回されないことです。自分を強く持ってシンプルに進むことです。
色々お話しましたが、私が受験中、机に貼っていた言葉を皆さんにもお贈りします。
「勉強は手を抜かず徹底的にやることである。絶対に手を抜いてはならない。今やっていることが辛くても苦しくても徹底してやる。それが結果的にその経験を無駄にしない一番の早道なのだ。いやというほど繰り返すのだ。」
次回は、私がやってきた勉強法についてお話します。
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地方銀行に17年勤務しながら、2011年に中小企業診断士の資格を取得。資格取得後、独立開業。2015年に経済産業省から経営革新等支援機関に認定されている。
独立後13年に亘り、「金融のことも経営のことも両方わかる経営コンサルタント」として、
中小企業支援に携わる。経営力強化、赤字立て直し、財務体質改善、資金調達支援など、100社以上の支援実績がある。
金融知識、財務知識を活かし、中小企業の経営課題解決に特化した経営コンサルタントとして活動している（2024年時点）。
和田経営相談事務所代表 和田 健一
