先日、広島市で診断協会広島支部主催の「理論政策更新研修」に参加してきました。
中小企業診断士は、スキル向上のため、5年間で5回以上の上記研修を受講しなければなりません。私は、愛媛県診断協会の正会員であり、また広島県支部の支部会員(準会員)でもあるので、スケジュールの都合がつく時、どちらかの支部の研修に参加するようにしています。
研修では、講師の診断士の方の、講演を聞くわけです。先日は、ITを活用した経営支援という内容でした。
全体的に参考になる内容だったのですが、特に印象に残ったのは、「スマートフォン」と「Facebook]の話でした。そこで、講師の先生が、参加者約120名の診断士に向かって、問いかけました。
(1) この中で、携帯がスマートフォンの方は手を挙げてください。
(2) この中で、facebookをされている方は手を挙げてください。
どれぐらいの方が手を挙げたと思いますか?驚くべきことに(1) は2割、(2) も2割、程度だったのです。
講師の先生は、もちろん両方該当しています。驚いてこう言いました。
「診断士は、イノベータ―である必要があります。悪くてもオピニオンリーダーでいてください。間違っても採用遅滞者にはならないでくださいね。」
これは、イノベーター理論に基づく指摘です。イノベーター理論とは、「新しい商品に対しての購入の順番で顧客を分けている」理論で、簡単に以下のようになっています。
【新商品の採用の早い順から】
①イノベータ―(革新的採用者) 2.5%
②オピニオンリーダー(初期少数採用者)13.5%
③アーリーマジョリティ(初期多数採用者)34%
④レイトマジョリティ(後期多数採用者)34%
⑤ラガード(採用遅滞者)16%
おそらく、今回の研修で挙手した人が少なかったのは、金融機関勤務の方が、多かったからではないでしょうか。私も金融機関出身なので、よく分かるのですが、実名が条件のfacebookは、なかなか難しいのです。携帯も勤務時間中はほとんど触れないので、最小限の機能があれば十分です。
ちなみに私は、スマートフォンはまだ購入していません。facebookは開始しています。スマートフォンは、「アイフォーン5」が発売になってから買おうと思っています。さしずめ、「レイトマジョリティ」でしょうか。
face bookは開始していますので、滑り込み「オピニオンリーダー」でしょうか。
「診断士はイノベーターもしくはオピニオンリーダーでいてください。」という講師の先生の言葉に、「うーんなるほど」と考えさせられた一日でした。
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