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なぜガバナンスが効かないのか?

~立て続けに起こる企業の不祥事~

立て続けに、上場企業の不祥事が起こっています。

創業者一族の会社資金の私的流用や、不透明な買収マージンの支払いなどです。

ましてや上場企業は、株式を市場に公開している企業です。株価は下落し、企業イメージは暴落し、大きな損失が発生します。トップは逮捕される可能性もあります。

~トップの暴走を止められない取締役会~

共通しているのは、トップの暴走です。周りも分かっていながら、止めることができなかった。なぜなんでしょうか?外部取締役もいたはずです。こういうことをチェックするためにいるはずですが・・・。

社内で正式な手続きを得ず、トップが勝手にやっていたという発表がありましたが、本当に他の取締役は気づいていなかったのでしょうか?

こうしたトップの独断専行に取締役会も機能していません。なぜなら取締役自体がトップに任命されているからです。任命してもらった恩義を感じています。また、内部告発などしようものなら、裏切り者とみなされ、更迭されてしまいます。

~求められるトップの心構え~

こうしたトップの不祥事に対するチャック機能を強化する必要があります。

また、トップ自身も意識改革が必要です。「会社は自分の所有物ではない。社会や顧客、従業員、株主、その他みんなのものである。」このような心構えが必要です。

加えて、自身に「耳の痛い意見」を言ってくれるような側近をおいておく必要があります。今回であれば、「私的流用は背任になりますよ。」とか、「不透明なマージンは株主代表訴訟の可能性が高いですよ。」など提言してくれる人です。いろんなタイプの人間を周りに置くのです。ややもすると、耳の痛いことをいう人間は、更迭しがちです。それでは誰も意見を言えなくなります。これが一番のリスクです。いろいろな意見がでることが組織の強みではないでしょうか。

トップの器が問われます。こうした閉鎖的な社風になると、社員が社内ばかりに目を向けるようになります。人材は流失し、会社の力が落ちます。

今回のケースで、会社はどれだけの損失を被ったのでしょうか。それを考えると、本当は社内で抑制が効けばいいのですが、当面は、社外取締役の権限強化などが現実的な対策でしょうか。

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