起業して3年が経過しようとしています。(正確には3月末で3年)。
起業した際には、諸先輩方に「3年は苦労するよ。」と助言されていました。開業時のご祝儀オファーの中にあった私は、3年前の当時、言われた意味がよく分かりませんでした。しかしながら、ご祝儀オファーが一段落すると、意味が理解でき始めました。「そういうことだったのか。」
顧客が獲得できず、苦しい時期もありました。世間一般によく言われる、「商売は信用が第一。信用を得るためには時間がかかる。」言葉では理解しているつもりでも、自分が実行してみて、体験してみて初めて、真の意味が理解できました。信用とは、こうやって少しづつ積み上げていくものかと。
大切なことは、「いただいた仕事を発注者の予想を超えたものでお返しする。」、いただいた代金以上の品質でお返しする。そうすることで、次回の依頼に繋がっていく気がします。そういう気持ちで臨んでいても、振り返ると、十分にできていなかったなぁ、と反省することもあります。
コンサル業界においては、美辞麗句を並べるよりも、「クライアントの期待値よりも高い品質のサービスを提供すること」、が大切で、最高の営業になり、次の仕事につながっていきます。経験を通じて気づくことができたこと・・・。3年間の成果です。
おかげさまで2月は、起業して一番の忙しさでした。ありがたいことです。コンサル業界は季節的な要因もあり、繁閑の差が激しい傾向があります。これからも忙しい時、仕事が少なくてしんどい時、色々あるでしょう。それが商売だからです。
4年目を迎えるこの春から、仕事のやり方を変えるつもりです。環境変化により、厳しいこともあるでしょう。覚悟しても気持ちが折れそうになることもあるかもしれません。それでも我々コンサルタントが支援しているクライアントも同じ気持ちで苦労し、戦っているはずです。
次の3年はどんな3年になるのでしょう。先行きの見えない不安と共に、自分で道を切り開いていくんだ、という楽しみな気持ちも大きいです。後悔のないよう、次の3年を歩んでいきたいと思います。